2011/06/15

未来へ続く道



私たち日本人は広島・長崎の原爆に続き、福島第一原発震災によって核の脅威に晒されてしまいました。しかしどうにかしてこの危機を乗り越え、光さす未来へ続く道を歩まねばなりません。その道を照らす指標は、超予言的にもホピが何千もの長きに渡って守り続けてきた石板に記されています。

その石板は、ユニバーサル・プランとしてホピに与えられたもので、彼らの言葉で第三の世界と呼ばれるこの世界の始まりから、浄化の日を経て、第四の世界と呼ばれる新しい世界が始まっていくまでのことが、印されたものです。そして彼らは、常にホピ一族自身に起こる変化とこの地球の上に起こる出来事の変化を、その石板と照らし合わせながら見つめ続けてきました。


ではなぜこの予言がホピの伝統社会から外の世界に伝えられることになったのでしょうか?19世紀半ば精神的指導者による緊急の会議が開かれることになりました。なぜならば、予言のなかに、第1次と第2次のふたつの世界大戦と、ヒロシマ、ナガサキへの原爆の投下が、シンボルとして刻まれていたことが分かったからです。原爆は、ホピの言葉で「灰のびっしりつまったひょうたん」と表現されていました。世界がこのまま進めば、地球を破壊しかねない危険な時代に入ってしまうことを、警告として一刻も早く世界に伝えるため、その予言を世界に公開するべきかどうかを討議するためにその会議は開かれ、メッセンジャーが選ばれました。そしてその啓示を受けて宮田雪氏が1986年に映画「ホピの予言」を製作しました。この映画は、メッセンジャーによって語られるホピの予言を通して、私たちが直面している危機の真実を伝えるために作られたスピリチュアルなドキュメントです。


この映画を観て、核の根源的な真理に触れることができました。核という黒魔術から脱出しなければならないと気づいた一歩でした。核による命への冒涜は最初から終わりなき最期まで際限なく拡散していくという恐ろしさ。先の未来の子どもたちと母なる地球を守るため、私たちは新しい道を歩んでいかなくてはなりません。今再び先達の智慧に耳を傾ける時なのだと強く感じています。


「ホピの予言」は自主上映会が各地で開催されています。
情報が回ってきましたら、追って掲載します。



映画「ホピの予言」について
http://www.h6.dion.ne.jp/~hopiland/about_movie.html 

ホピ物語 ー生命の始まりから浄化の日までー
https://picasaweb.google.com/115265842461471209660/sySckK?authkey=Gv1sRgCParm_acudXTvAE&feat=directlink#




ホピの住む地は、地球最大のウラニウムのベルト地帯といわれ、アメリカのウラン資源のほとんどがその大地の下にあります。核兵器であれ原子力発電であれ、核開発の原点はウラン鉱石の採掘から始まり、その原点の採掘からすでに被爆者が生み出されています。そして聖地はそのための巨大な核廃棄物の処理場に変わり果ててしまい、国家的犠牲地区という名称で、ホピやナバホを被爆させながら、多国籍企業によって開発が押し進められてきました。

日本の原子力発電の燃料のウランもこの聖地から採られたものが使われています。つまり私たちは、ホピの聖地を破壊し、平和利用という名でそれらを消費しています。古代からの予言を保ち続けてきた伝統派のホピの人々は、このような文明が母なる地球を被爆させ、その呼吸を困難に追い込んでいるのだ、という認識にいま立っています。そしてウランの採掘から核兵器、原発のすべてに象徴されるテクノロジーを否定し、「シンプルでスピリチュアル」な生き方こそが、この地球と人類を癒す唯一の道だとホピは語ります。荒涼たる砂漠のなかで、世界の全ての大地と生命あるものの平和と浄化のための祈りを続けています。

ホピ———、それは「平和で満ち足りた人々」という意味であり、
グレート・スピリットの教えに従ってその道を行く人々という意味でもあります。




ホピは日本と母なる地球のバランスを回復するための祈りへの参加を求める
http://native.way-nifty.com/native_heart/2011/03/post-b676.html



pray for peace







追記

アボリジニの伝説にもウランに対する言い伝えがあり、
その土地が荒らされた時、“Djang”という“致命的な力”が解き放たれると。
いまウラン採掘の反対運動を起こして、日本の惨状に心配を寄せてくれています。
http://www.eco-online.org/2011/05/02/オーストラリア発-アボリジニがウラン採掘に反対/#permalink